どこまで行っても予備校だろ、それ
日経プラス10で、駿台の山崎良子理事長がゲストで「真のグローバル教育」について語っていたが、悲しくなるほどに、空虚だった。
海外10ヶ所ほどに拠点(例:駿台シンガポール校)を作っていると説明を聞き、日本から留学させているのかと思えば、現地の日本人中高生が対象で、日本語や日本史を教えているのだそうだ。
「日本を語れなければ英語を話しても意味がない」はまだ理解できるとして、「数年したら帰国して日本の大学に入るんでしょ?だったら国語と日本史は押さえておかないと。ウチは(受験)ノウハウもあるし」的なことを言ったのには愕然とした。日本の大学に入る前提で何が「真のグローバル教育」だ?
「真の~」じゃなく「日本の受験戦争を勝ち抜く」とか「日本社会で上を目指す」なら、違和感なく「あ、そう」で済んだのに。
一点の曇りもなくドヤ顔でそう言われましても。