【読記】ZERO to ONE/どんなビジネスも答えを出すべき七つの質問
クリーンテクノロジー企業が破綻したのは、どんなビジネスも答えを出すべき七つの質問をなおざりにしたからだった。
1 エンジニアリング
段階的な改善ではなく、ブレークスルーとなる技術を開発できるだろうか?
2 タイミング
このビジネスを始めるのに、今が適切なタイミングか?
3 独占
大きなシェアがとれるような小さな市場から始めているか?
4 人材
正しいチーム作りができているか?
5 販売
プロダクトを作るだけでなく、それを届ける方法があるか?
6 永続性
この先10年、20年と生き残れるポジショニングができているか?
7 隠れた真実
他社が気付いていない、独自のチャンスを見つけているか?
ZERO to ONE / p204
目標達成の鍵はプロセス?
1年の目標を立てるときに、読み返した記事。
糸井さんと石川さんの対談はいつも面白いのですが、新たな視点を得ました。
意識を「勝ち負け」ではなく「プロセス」に向けさせる方法に言及していた箇所があり、子どもにも試してみようと思う。
- 石川
- だから、よく大人が子どもに
「大きくなったら何になりたいの?」
と聞いたりしますよね。
だけど、もしかしたら、
その子の能力を伸ばしたいんだったら、
「今日1日でどうなりたいの?」
と聞くほうがいいかもしれないんです。
- 糸井
- つまり、そのときの自分が
ちゃんとできる目標を考えさせるというか。
- 石川
- そうなんです。
うまいコーチや監督は
選手にそういう問いかけかたをするんですよ。
そうやって選手たちの意識を
「勝ち負け」ではなく
「プロセス」に向けさせるんです。
4と7も面白かったのでメモしとこ。
4. データからではなく、アイデアを作る方法。
- 高校までの数学と大学からの数学がまったく違う
- 「演繹法(えんえきほう)」は理系の発想で、原理原則(ファースト・プリンシプル)からスタートする。
- 「帰納法(きのうほう)」 は文系の発想で、大量のデータを集めてそこからアイデアを作る。つい、売れてるものを追いかけるのは、そういうことらしい。
7. 「例外」が本質を教えてくれる。
- 「モデルの時代」だから「1匹目を釣ってみせること」がものすごく大事
- 「例外にこそ本質がある」と思ってるんですね。/‥‥しびれるなあ(笑)
- みんなけっこう「共通項に本質があるんじゃないか」と勘違いしてるんですけど、違うんですよね。本質は例外から見えてくるんです。
プロセスがたのしければ結果はなんとかなるので、1日1日をたのしもう、と。