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fact beats dreams

「理念なき行動は凶器、行動なき理念は無価値」だってさ

散ることを知りながら、咲くことを怖れない

BS朝日「白の美術館」女優・宮沢りえ の回で紹介された絵本「拝啓サクラさく」の一節より。

いい言葉を教わりました。

読書記録:ニコニコ哲学(3/4)

126 参入障壁があって、数が少ないっていうのは重要ですよ。

128 才能は希少性ですね。 才能のレベルがとても高くても、競争相手がたくさんいるジャンルで認められるのは大変ですよね。(中略) 多様性のない社外っていうのが、一番厳しい世界なんですよ。ひとつの指標で競争させられるわけですから。

※そうか、多様性って属性のバラエティーよりも、指標のバラエティーが重要なんだ。色んな人種の理系エリートの集団よりも、単一人種の強みがバラバラな集団の方が「多様性が高い」と言えるのでは。

147 目的を持つっていうのは、人間の生きるための手段ですよね。それで、僕は、「やりたいこと」以外にも、人間が生きるための指標ってあると思っていて。僕は、プライドや自尊心の方が、より本能的なものだと思ってるんですよね。これは、「やりたいこと」がない人でも持っています。(中略)プライドや自尊心がなくなったら、人は起きて飯を食って寝るだけの生き物になってしまうでしょう。

プライドや自尊心の根底には、「承認欲求」があると思うんです。これはさらに本能的なもの。

149 「世の中を変える」ということに対するスタンスって、「必死にがんばる」はおかしいと思います。論理的に考えた美学において、醜くないスタンスは「愉快犯」しかないんです。変わらなくても別にいいけど、変わったらおもしろいじゃん、だからやる。それが僕にとっては一番倫理的に正しい、というのが結論です。

一生懸命がんばるのが正しくないというより、「一生懸命がんばるのが正しい」という価値観が正しくない。

だって、本当に欲しいものは承認だったり、優越感だったりしたはずなのに、それをこじらせている。

日本の賢い人っていうのは、だいたい省庁、商社、金融業界にいるんです。商社の人に話を聞いたとき、「僕らはなにも持っていないし、なにも生み出せないけれど、唯一持っているのがリスクを回避する能力なんです」と言っていました。 金融業も、資本主義の仕組みに寄生して利潤をあげるっていうことですよね。

でも、楽をして生きるほうがよくて、夢を追いかけるのはダメなのかっていうと、そこに「美学」ってものが出てくるんだと思います。

読書記録:ニコニコ哲学(2/4)

「独占せよ」と言うピーターティールと、目的は違うけど主張が一緒という面白さ。

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オープンになるほど多様性は減っていく

もし、ジブリみたいな会社が100社あったら、その中で競争し合うので、みんなが“表面上”見たいと思っている作品しかつくれませんよ。たとえば、『天空の城ラプュタ2』とか。

でも、ジブリみたいな会社は1社しかなくて、ジブリがつくったものが見たいというお客さんがたくさんいるから、作品に多様性が生まれるんです。

もし、ゲーム会社が1社しかなくて、なにを出しても売れるんだったら、クリエイターは好きなものをつくりますよ。

―― 出版とかラジオとかテレビなどの従来メディアでも、初期のころは新しいクリエイターがたくさん生まれていたんですね。

そうだと思います。そしてUGCも商業コンテンツも同じで、活躍できるクリエイターの枠が決まっています。オープンなマーケットが突然現れると、初期に成立した自由な環境のイメージが強くて、オープンだからチャンスがあると思い込んでしまう。でもそれはオープンだから、ではないんです。

―― なるほど。荒れ地に最初に入植した人と一緒ということですね。

そうそう。ただの先行者メリットなんですよね(笑)

―― 起業と同じで、クリエイターになりやすい時代に、突出したクリエイターになるのは、大変なことなんですね。

オープンなマーケットになると、参加者が増えて、結果的にみんな等しくチャンスが減っていきます(笑)(中略)ネット全体となると、完全にオープンなので、新規参入は難しいですよね。

―― たしかに、よく考えるとわかりますよね。たとえば、今から有名ブロガーになるのって大変ですよね。(中略)まだ芸能界のほうがポッと出や、活躍する入り口があるかもしれませんね。

賞をとるとか、ドラマの主役に抜擢されるとか。芸能界は閉じたマーケットですから。そうでないオープンなマーケットほど、勝つのは難しいんです。

読書記録:ニコニコ哲学(1/4)

コンテンツを客寄せの道具にしない

29 コンテンツをつくらないプラットフォームは、最初はとりあえず、既存のプラットフォームよりも安くコンテンツが手に入る場所にするんです。そして、プラットフォーム自体の競争力を強くしようとする。オープンなプラットフォームっていうのはそうなっちゃうんですよね。みんな自由とか公平とかよくわからない倫理観でオープンを支持するけど、本当はそんなの地獄でしかないんです。

誰もやらない大変なことに、ビジネスチャンスがある可能性が高くなった。大変なことって、徒労に終わることもよくあります。徒労に終わらないような大変なことを探す。

・クリエイティブを再生産できる組織について

31 人に依存すると思いますよ。(中略)超会議とか将棋電王戦とか、目立つ企画を立ち上げられる人はやっぱり一握りですから。

―― そういう方って、いい企画を最初から立ち上げることができるんですか?

最初からというか、会社が小さいときって人がいないから、やったことがない人にやらせることになる。そういう何もないところから道を切り開く経験をした人はとてつもなく伸びることがある、と思います。やっぱり先輩がいると、なかなか成長しないんですよ。先輩がいないというのは、人が成長するために一番いい環境です。まあ、うまくいかないこともたくさんありますけど。

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「しょうがないな」と思われるポジションをつくる。

―― 自由度を高めるのは、会社としてのクリエイティビティを担保するためなんですか?

ポジティブに言えばそうですね。それよりも「官僚主義に陥らないようにする」というほうが近いかな。

―― つまらなくならないようにする。

そうです。会社が大きくなると、否応なしにことなかれ主義になっていきますから。

―― たしかに。クレームが来てもいいというのは、ことなかれ主義の真逆ですよね。

「チャレンジを奨励する、失敗を褒める」カルチャーを築こうとするなら、クレーム耐性は必須だし、こういう考えが根底にないと矛盾を来すな。

68 優秀なクリエイターは論理的にコンテンツをつくるんです。その中で希少性を高めるために、感性を利用することはあります。 思いつきで企画を立てる人の言うことを、エンジニアは聞かなくなります。彼らを説得するためには、企画の正当性を説明するためにすごく明晰な論理が必要。

98 「思想を持たない」ことが重要だと思ったからです。(中略)思想を持っていると、正しいと考えている方向に運動を始めちゃうじゃないですか。そういうことは一切やめようと。偏った意見も、偏ってない意見も、流せばいいんですよ。 以前、僕が「垂れ流す」と言ったら、何人かの新聞記者に無責任だって怒られたんですよ。その人たちの主張は「そんなことをしたら、権力のいいように報道されてしまう。情報は正しいように変えて報道するのがジャーナリズムというものだ」ということなんです。

※この発言は凄いな。凄く危うい。 権力を握る者、影響力を持つ者は、自身を神聖化できるのか、構造上。この隣り合わせの誘惑を抗う努力をしないと、簡単に「裸の王様」になっちゃうね。

昨晩、NHK BS の『国際報道』で見た、「トランプ批判の報道がトランプ大統領を誕生させた」ことに葛藤するNEWYORK TIMES の編集長とは対称的だな。

電通をやめた田中さん、 広告をやめた糸井さん。

あー、何だか、やりたいことは「アマチュア」で、身内みたいな近所の人と、永遠にバカバカしいことをやっていたいな。 そのためにも、喰うこと喰わせることを確立しないと。

「アマチュア」と「ご近所の人気者」

http://www.1101.com/juku/hiroba/3rd/tanaka-301/03.html

糸井 そこには、ふたつの方向がありますよね。 ひとつは、書くことで食っていけるようにするっていう、いわゆるプロの発想。 もうひとつは、書くことと食うことは別にして、食うことから自由になるから書ける、という方向と。

田中 永遠にバカバカしいことをやるっていうのは、もうこれは一種の体力ですよね。 でも、これをやらなくなった瞬間に、やっぱり偉そうな人になってしまうんで。

http://www.1101.com/juku/hiroba/3rd/tanaka-301/04.html

糸井 でも、それですよ。それは翻って「ご近所の人気者」の話なんですよね。 田中 うん、そうですね。 糸井 一番近いところで僕のことを単なる「人体」として把握している人たちが、「ええな」って言う。お互いに。 「今日も機嫌ようやっとるな」って。 やっぱりここに落ち着けたくなってしまう。 田中 はい、はい。 糸井 そのご近所のエリアが、本当の地理的なご近所と、気持ちのご近所と、両方あるのが今なんでしょうね。 田中 あぁー。その「ご近所」っていうのは、フィジカルなことがすごい大事だと思ってて。 糸井 大事ですねぇ。 田中 たとえば1週間前、大阪に来た糸井さんの楽屋を5分だけでも訪ねて行く。それだけでも、今日が全然違うんですよね。ちょっと顔を見に行くとか、ちょっと会い行く。 糸井 あの時も手土産をどうもありがとう(笑)。 田中 はい(笑)。 糸井 「アマチュアであること」と「ご近所感」って、結構、隣り合わせなんですよ。

糸井 (鶴瓶さんについて)なんていうんだろう、「身内」っていう感覚の持ち方の上手さ。 それってつまり、「身内=ご近所」なんで。 あの人にとってみれば、みんな「ご近所」で。

読書記録:ニコニコ哲学(4/4)

勝つために必要なのは勇気じゃなくて、計算です。

170 (ジブリの鈴木さんも)しくじる可能性は何パーセントで、ダメだったときにリカバリーできる方法はなにがあって、リカバリーできる可能性はどのくらいなのか。こうやって考えていったら、ある程度リスクが正確に見積もれるんですよ。

172 リスクについて考えるなら、その起こる確率と、リターンがどのくらいかということもあわせて考えないといけない。

182 今の就活の状況はおかしい。(中略)責任はリクナビにあります。

仕組みとしては完全にマッチポンプですよね。彼らは武器商人です。両方に「大変でしょう」といい顔をして、武器を売る。

199 オヤジキラーの件が面白かった! 「完全にオタクの行動ですよね」 「そのケース、オヤジ側(鈴木敏夫さんや角川歴彦さん)もずいぶん特殊なオヤジですよね」

212 ―― 元に直感がないと論理は発達しないんですか? 論理だけで考えるなら、複雑な論理は必要ないんですよ。(中略)せいぜい三段論法くらいにしかなりません。でも、直感を正しいと思った瞬間に、すごく論理力が必要になるんです。

216 文系は論理を手段にし、理系は論理で真理を探究する。

結論ありきで説得しようとするのか、真理を探究するのか。

221 スコラ哲学で「神は存在する」という前提から、世界を解釈していくことで、論理学が発達したという話をしました。これは、理系の学問にも見られることで、有名なのは天動説ですよね。地球は動かないという前提で天体の動きを記述しようとすると、ものすごく複雑な論理が必要だったんだけれども、地球が動くことにしたら、非常にシンプルな法則で記述することができた。 つまり、真理に近い論理はよりシンプルになる。でも、逆に言えば、実際の世界に合うように論理を増やしていけば、間違っている前提でも世界は説明できるんです。

232 たとえば、炭素がある特別なかたちで結合した石に対して100万円払う人とか、いるじゃないですか。 ―― えーと、ダイヤモンドのことですか?(笑) そうともいいます(笑)

240 一度も試されていない正義 例:浮気に厳しいオタク

246

正義や使命感をビジネスの軸にしてはいけない

会社としては生存することを第一にするしかないし、それを基準に考えるべきなんです。

できないことを軽々しく言うと、人間として安くなる。

会社をやっていく中では、やはり大きな目標をつくらなければいけない。それは、自分の中にある一番大きな「問題意識」を見つける、という作業になると思うんです。欲求ではなくてね。

根源的な問題です。ということは、解決するのに時間がかかる。長期的な目標になりうるわけです。

256 合理的なものをよしとした瞬間に、システムが正しくて、人間個人のわがままは抑圧されても仕方がない、そんなものはどうでもいいという価値観になってしまうんですよ。論理って突き詰めると、自分じゃなくてもいいものなんです。賢い人が2人いたとして、論理を2人で突き詰めていくと、同じ帰結に達します。どっちが考えても一緒。つまり、非論理的な部分にしか、最終的な個性は残らないわけです。

ホステスの「さしすせそ」

ホステスがお客さんを気持ち良くさせる“さしすせそ”

さ、さすがです。 し、しらなかったです。 す、すてきです。 せ、センス良いです。 そ、そうなんですね。