fact beats dreams

「理念なき行動は凶器、行動なき理念は無価値」だってさ

【読後メモ】TSUTAYA増田氏 銀座の蔦屋書店や蔦屋家電

「アマゾンなどでできることは僕らはやめよう」という、CCC創業者・増田宗昭社長の明確な戦略がある。

 

坪当たりの売上

代官山の蔦屋書店:334,000円/月 300坪 月商1億円(本だけ)

普通の郊外型書店:100,000円/月

 

増田:僕らは本を売っていないんですよ。ライフスタイルを売っている。見た目は一緒ですよね。本は、売っているから。でも、本を仕入れて本を売る小売業と明らかに違うのは、僕らはライフスタイルを提案するために本を使っている。だからライフスタイルに関係のない本は置いてない。

居心地の良い店でライフスタイルを提案することが、消費者が本を買うという行動にどれほど結びつきますか。

増田:代官山の蔦屋書店の坪当たり売り上げは、普通の郊外型の書店の3倍ぐらいあります。本を売っているスペースは300坪ぐらいと決して大きくない。そこで、月商1億円、本だけで売り上げていますよ。

普通の書店の場合、「こういうものを読みたい」というのがあって、来店して探しますね。蔦屋書店では、目的がなく来ても「こんなものがある」という発見が多くあるということですか。

増田:そうです。目的買いならばネットで検索すればいい。うちは発見なんです。価値を提案しているのですから。

 

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