fact beats dreams

「理念なき行動は凶器、行動なき理念は無価値」だってさ

男性が育児休業を取得して

育児休業中に取材を受けた。
取材後に帰宅してから「あれを言うのを忘れた」「こう言えば良かった」と悶々としているので、書き留めることにした。

 

いま感じていることは、主に3つ。

 

  • 女性は偉大だ
  • 育児や家事をしながら「生活を回す」のは大変なこと
  • 男性が育児休業を取得すると、夫婦仲は良くなる

 

但し、3週間は必要。

1週目は何事も新鮮だから。赤ちゃんが泣き叫んでも「ミルクか?」「オムツか?」「抱っこして散歩いくか?」と全てに笑顔で返す精神的な余裕がある。

2週目は改善・効率化を図ろうとする。この企み自体が楽しくもある。赤ちゃんの対応をしながら、12時までに朝食の片付けと洗濯と風呂掃除まで終わらせたぜ!みたいな小さな達成感を味わえたりもする。

3週目にハタと気づく。「これ、永遠と続くんだ・・・」と。途端に色褪せて見えて、感情をコントロールするのが難しくなった。「えー!何故もう起きたの?」と思ってしまう自分の感情を「殺す」ことにした。外から見たら、育児も家事も今まで通りだけど、内面の変化は大きかった。些細なことで夫婦喧嘩もした。

 

で、育児や家事の大変さを身を切って身を持って理解したので、仕事から帰宅して「夕飯まだ?」「風呂まだ?」とは金輪際言えない。育児と家事を実際にやったら言えないよ。

 

感謝や尊敬の度合いが増えれば、離婚率も低下するだろう。幸せな家庭が増えるのは、子どもや地域社会にとって良いことだ。

男性の家事・育児時間が長いほど出生率が上がる、という調査結果もあるので、少子化対策として「男性の育休取得の義務化」があっても良いんじゃないかと思う。
http://diamond.jp/articles/-/24118?page=4

街コンなどの出会いイベントや、誰も見ないWEBサイトに予算(≒血税)を投下するよりも、よっぽど効果が出ると思う。

 

 【取材の受け方】
よくあることだが、1回目より2回目が格段に上手く出来るので、影響の小さい規模で1回目を受けたいものだ。3回目以降は差異が縮まっていくので。